オレガンバレ。
今日は、先週土曜日に石巻に行って来たのでブログに書きます。
本当にブログをほとんどやっていない様な感じですが、俺ごときの日常を記す事に今は違和感があるんだな。
ま、楽しみにしてくれている人もいるので、その皆さんには申し訳ないなとも思いつつ。それが俺です。
今日、小ボケ一切なしです。。
8月に石巻専修大学で「pride of japan〜思いを一つに〜」という応援イベントをやります。そこで軽演劇等をやるという事で出演とそのプロデュースのお話を頂きました。
その視察と打ち合わせ、ボランティアで車で日帰りという結構強行なスケジュールでしたが行ってきました。
行ってみないとわからないという。
メディアでどんな光景が映されても。新聞でどんな記事を読んでも。リアルに目の前にして触れてみるとその違いに驚愕するばかりで。
俺わかってなかったなという。
どうだったかと聞かれても、行って来てくださいとしか言いようがないという。
最終的に俺の中に湧き出た感情が「ごめんなさい」になってしまった。包み隠さず正直な感情がこれです。
何に対してのごめんなさいなのか。わかってなかった事に対して?もっとやれる事があった?東京で被害が比べようも無い程小さいから?普段どうしようもない不平不満を言ったりしている事に?
俺が、生きている事に?
違う。そんな事じゃない。
石巻の地に立ち、その土地の人と触れ、正直に言うと俺は生きていて良かったと思った。生きている事に感謝した。それをリアルに体感したから。
反省なのかな。
地面は割れて。
信号もまだついていない所も多く。警察官が皆さん手信号でずっとやっていて。
倒れているのが電柱だという事、気がつくのに時間が掛かった。
巨大なタンクが流されて堤防の上に乗り上げたまま。このサイズのモノが流される力を想像出来ない。もう、すべてのサイズが俺の許容を超えちゃっていたという。誰がどう、これを片付けたら良いのかわからない。
これでもずいぶん片付いたんだよとおっしゃってました。何から手を付けて良いのか、どうしたら良いのか、本当にわからないというのが現状。
伝わらないのはその臭いと空気。がれきの粉塵でのどが痛くなるんです。その中で皆作業しているし、高台の公園では子供が笑顔で走り回っている。下を見下ろすとこういう光景がずっと海岸線まで続いているという。
でも着実にこの地を愛する人々と手助けにきている人たちの手によって前に進んでいる事も確か。
四の五の言わずにやるしかないだろと言っていたっけ。悔しいけど仕方が無いと。
その言葉を笑顔で言われた。その笑顔に「ごめんなさい」って思った。粛々とやれる事を、否、やれる事以上をがんばろうと思う。がんばるのは他の誰でもない。
俺がだ。
ちょっと無理しないと復興は遠いと思った。
無理する必要なないけど、俺は俺の中で少し無理しようって思った。
石巻の水産加工会社の社長さんに頂いた瓦礫の中から取り出した缶詰。
一つ頂きました。
思いを込めて作った大切な缶詰が流されて、またそれを集めて一つ一つ手で洗ってという気の遠くなる様な作業。
中身はとてもおいしいサバの味噌煮。
支援物資が届くまで、流された缶詰を食べて多くの命を紡いでいったという。ありがとうって言われるって。
8月に行ったとき、スタッフと一緒に缶詰を洗って仕分けるお手伝いをする約束をしてきました。
石巻の湾岸が見渡せる公園ではタンポポの綿毛が飛ぶ準備をしています。
8月に向けて俺もしっかり準備していこう。
そして。
今生きている事への感謝を。
人はね、というか俺ね。ついついそういう事忘れちゃうから。頭で判っていてもリアルな体感としては。
日本人だから。日本の復興の為にがんばる。
ありがとうございます
ヨコタシンゴ
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