静かならぬ2013年の系譜。つまりうるせーって事。
新年明けてから早2週間が過ぎようとしている。うん。もはや2カ月ぶりだから当然今年2013年初ブログとなるのであるが、殊更誰に向けるでもなく自分自身に言い聞かせるような、そんな感じでいこう。
原点に立ち返り、完全に日記を記してみようと思う。そして日記なのだから、これも当たり前だが誰かに見られると恥ずかしい。。
日記の大前提として、第三者に見られることのない安心感と、見られたら恥ずかしいというストレスが必要なんだ。だから小学生の時に女子が行っていた交換日記は、特定の人とのみの交換という事で成立する。ブログがネットで公開されているというここで果たしてどこまで「日記」が成立するか、そもそも矛盾の上にあるという事は理解しておこう。
役者だから、誰にも見られないという設定でやって行こう。でも見られている事は知っているんだけど。当然。
だからこれは舞台の上で「秘密裏にこっそり何かやる」という芝居するのと同じなんだけど。観客はそれを観ているんだから。
全然秘密じゃないんだけど、秘密だ。役者にとっては秘密だ。
だから舞台上と客席という繋がっている様で繋がっていなくて、同じ空間にいるのに居なくてというこれまた当たり前をこのブログでやってみる。
また、役者は恥をかく職業だという事で、人様に見られたくない日記を晒すという事をしてみよう。
ああ、考えただけで恥ずかしい。
自分のMっぷりに突っ込みたい気分だ。
ギターを片手に唄いながら歩く歌手を流し。
台本を片手に恥をかきながら歩く役者を晒し。
うまくない。。
「人間にとって大切なのは、何を恥と思うか、それだと思う。」
役者にとって大事なのはこれなんだ。恥を知る。
まるで自分の言葉の様に書いたが、違う。
つかこうへい先生の言葉だ。
パクった。いや、ちゃんと書いてるんだからパクってはない。
しかし、次回公演の本が中々決まらない。年末年始戯曲ばかりを読み漁った。大体は半分くらいで違うかなぁと次に行ってしまうのだけれども。
いつもの「コレだっ!」という直感がまだ。人事を尽くして天命を待つって言うくらいにまでやればひらめきというか出会いは必ずある。いつもそうだらか今回もそうなんだ。だからあまり心配もしていないけれど。これは本来の他力本願だ。
今回からは、相談したり議論したり出来る劇団員という仲間がいる。これは嬉しい。
本心では、メンバーである宇田川さや香と野澤いっぺいに「とっととコレだって戯曲さがしてこいやぁ!」と思っている。
これは、勘違いの他力本願だ。
毎年「飛躍」という言葉を使わないようにしているが、今年は満を持して「飛躍」だ。飛躍する基礎固めをずっとしてきたつもりだ。これからもそうなんだけれど。
劇団を会社にしてメンバーも増えてきて、演劇に取り組む。ああ、演劇家になりたい。もしくはパンダになってゴロゴロしててもキャーキャー言われたい。
ああ、くだらない。
むしろくだりたくない。
のぼりたい。
そういう事じゃねーか。
それよりも、昨年12月に行った扇田昭彦氏の「日本現代演劇の軌跡」という講演の内容をまとめ様と思っていて一月半が経過した。そろそろ忘れちゃう。
そうだ、そこで「現代の演劇界には純粋な演出家がいない」という言葉が耳に残っている。作演出というのが多いからか。大体どちらも本当に大変な作業なのに、その両方が「とても出来る」のは難しいんだ。
劇作家と演出家とは別の仕事なのだから、混同すべきではない。うちの中井監督も常々そう言っている。解釈を造形化するのが演出という。
ま、いっか。俺は役者だ。劇作家にも演出家にもならんし。
上から言った。
なれないし。。
さて、今年もしっかりと楽しいだけの毎日を過ごして行こうと思う。
今年も顔晴れよ。俺。
ありがとうございます
ヨコタシンゴ
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