フルスイングと全力疾走と真っ向勝負な暑苦しいお話。その弐。

    blog — yokotashingo @ 2011年9月5日-5:58 PM

    そして。

    後半。

    いよいよ石巻入りです。

    とりあえず。お時間あればこれ見てください。笑

    とにかく参加してくれる子供に最高に楽しい1日を届けようという思いのもとやっていたワケで。

    そもそも参加者が出演者になるという参加型わいわいミュージカルだから、参加者がいないと当然ですが成立しません。

    しかしながら、8月20日のWS当日申し込みで来てくれた子が一人だけ。。

    ピンチ。

    まぎれもないピンチですよ。

    もちろん、前もって予約を募りましたが、他に予約なし。どうしてかなんてのはここでは関係ないので話しませんがとにかく「やべえ」感はありました。。

    メンバーも薄々そのピンチな空気を感じていたようなので、とにかく大丈夫だから!と信じて準備を進めて欲しいと言い張って。

    行った日からずっと、深夜のリハに準備にと寝る間を削り作業。

    でもしんどくなくて、なんというか皆の手作業で力を合わせてものつくりをしているのがとても楽しくてハッピーで、深夜だろうがなんだろうが笑顔が耐えない現場でした。

    何か創る時、皆の手作業というのが作り出したものにエネルギーとなって表出して来ます。これはどんなクリエイティブなものでも同じだと思う。

    ただ、僕としては本当になんとかしなくてはと思っていました。参加者が一人しかいないのですから。

    その時はもう、とにかく子供に参加してもらう方法をずっと考えて、悩んでいる時間がないのでとにかく行動って事で走ったなぁ。気持ちもだけど実際会場内(石巻専修大学広いから笑)を本当に全力疾走しましたよ。

    当日、準備万端。

    後は子供を待つのみという所まで漕ぎ着けて。

    石巻専修大学の周りにビラ配りに行こうって。最終手段。

    予約してくれた子も、一人でなんて中々楽しめないし。

    もう車で近所の仮設住宅とかにお伺いして、説明して絶対楽しいからお子さんご参加くださいませんかって。

    石巻の方、みなさん本当に温かくて突然の訪問にも関わらず丁寧に説明を聞いてくださるし。お庭でBBQをされていたご家庭なんて「一緒に食べて行く?」なんて声をかけてくださったり。

    今すぐ一緒に歌ったり踊ったりしませんか?的なお誘いなワケで。

    はい?

    って感じになるでしょう。なのにね、受け入れてくれる気持ちが本当に素敵でした。

    でも、今からってのはやはり厳しいですよ。もう、会場には一人参加者が来てくれているワケだし、いつまでも外でお願いしている時間もなく。

    スパァっと切り替えましたね、僕としては。

    もうその一人の参加者の為だけに最善を尽くすよって。

    そのつもりで会場に戻って、そしたら残っていたメンバーが一所懸命その子と接していて。そりゃ一人じゃね。。やりづらいよね。ごめんね。

    でも時間を使えば心も開けると思っていたら、その参加者のお母様がねお友達に凄くたくさん声を掛けてくださって。

    もう、本当にそのおかげです。

    そこから7人の子供達が集まって、ああこれで形になるって。参加してくれる子供さえいたら絶対楽しませる自信があったから後はもう、喜んで全力出すだけです。

    つれて来てくださったお母さん達も一緒に参加してもらって。いつの間にか子供達もお母様達もメンバーも皆ニックネームで呼び合いながら初日のWSを終えました。

    プライドオブジャパンの実行委員のお子さんも誘って参加してくれたので、結局10人の子供と17人のメンバーで行えました。

    そっからはとにかく2日目の発表に向けて、準備、リハ、準備、打ち合わせ、準備の間に飯でリハやって朝方!みたいな。笑

    写真、のっちという一緒に行ったメンバーなのですが、天才的な絵のセンス!もう、殆ど出演者兼美術監督みたいな。

    ずっと子供達に喜んでもらいたい一心で絵を描き、色を塗り。

    参加してくれた子達一人一人に直筆でメンバー全員からメッセージを書き、そても手作りのメッセージカードが本当に素晴らしくて、こういう手作業は必ず心に届くと、僕が感動していましたから。

    今、少しずつ思い出しながらここに書いているのですが、実は石巻入りしてからわいわいミュージカル終わるまでの記憶が凄く薄い。それはなんと言うか。強烈に忙しかったから。

    忙しいというのは、心を亡くすと書くのだと聞いた事があるけれど、石巻の3日間は良い意味で「無心」無くすの字の方だね。ひたすら無心で目的の為にすごした時間だった。

    細かい事覚えていないくらいですから。ただ、メンバーとも子供とも本当に楽しくすごしたという実感しかないっす。

    そんな時に、またね。これも事が起こるんですね。

    当日午後2時から発表で、そのために急ピッチで準備を進めていた21日。飯食う時間もなくやっていたら、参加者を募ってくださる事にご尽力いただいた方が7人の参加者をつれて来てくれたんです。

    これには、一瞬戸惑いました。

    昨日練習した子達が今日発表するぞと思っているのだし、メンバーもそれに向けて準備をしていたし。肉体的にも相当しんどいだろうと思って、午前中は時間見つけてとにかく体も休めてくれと行っていたので。僕としては、一瞬新しく来てくれた子供達に、どう参加してもらうか迷いました。

    歌だけとか。

    一部分だけとか。

    とにかくメンバーに伝えようと思って、作業を止めてもらい「実は7人の子供達が参加しにきてくれたのだが。。」

    って。

    「ええ!?どうする?昨日の練習に参加していなくて発表はどうしようか?」

    ってなると。

    そう、思いました。

    だって。

    14時頃から本番で、13時には昨日の子供たちが来てというスケジュールでその時点で午前10時過ぎだったから。

    申し訳ないけど、何かしら一緒にやれる事を考えて欲しい。って言うつもりだったんです。僕はね。

    反省したよ。

    メンバーが、「ええ!?」ってなるって思っていた事に。

    「7人参加したいって子供がきてくれたんだけど。。。」

    って行った瞬間に皆が「おおおおおお!!!イエー!!」って拍手で飛び跳ねて喜んだ。

    ビビった。

    一人もしんどいなあなんて考えるやついなかった。

    すっげーメンバーが喜んでくれて。

    そういう反応を示してくれるとは思っていなかった僕としては、自分を恥じたのと同時に本当にありがとうしか出ませんでした。

    そっから、午前中にWSをもう一回やろう。そして昨日参加してくれた皆と今日の皆で一つになって発表しようって。

    喜々として取り組んでくれた、プラスニューカンパニーと喜劇王梅津さん。手伝ってくれた加納克範くんに名田佳史くん。最高に感謝しています。

    発表も大成功ですよ。

    当然!

    皆のエネルギーに元気な子供達の笑顔が一つになったんだから最強だよね。

    力を合わせるというのは、なんというかキレイゴトみたいだけど、本当に力が生まれるのは力を合わせた時なんだと改めて今回の件で教えてもらいました。

    思いを一つにするというのは、こういう行為なんだと思う。

    参加者のお母様から終演後、お菓子とかトマトの差し入れまでもらったりして。皆で楽しく話してコミュニケーションとって友達になって。

    参加してくれた子供達、皆本当に楽しかったって言ってくれて。

    保護者からは「夏休みどこにも連れて行けなかったから。一番楽しかったみたい。」ってお言葉を頂いた時にはもう、言葉になりませんでした。

    具体的なボランティアではないけれど。

    子供達の心を開けたと確信するので。

    それは、僕に何が出来るか全く見えないところからのスタートでしたが、歌とか、踊りとか、お芝居とか一緒にやる事で笑顔の伝染を生んだ。

    微力ではあるけれど、一緒に舞台を踏むという共同作業を通してきっと。

    復興に向いている石巻の皆さんの背中にそっと手を添える事は出来たはずだと思っています。

    ここから。

    まだまだ先に進んで行くのだから。

    顔晴る。

    そして、また。

    石巻で子供達とミュージカルやりたいな。

    プライドオブジャパンの皆様。プラスニューカンパニー、喜劇王梅津さん、かっちゃん、なだぱん。そしてまた色々関わってくれた皆様。

    そして参加してくれたみんな。

    本当にありがとう。

    またね。

    おしまい

    ありがとうございます

    ヨコタシンゴ


    フルスイングと全力疾走と真っ向勝負な暑苦しいお話。その壱

    blog — yokotashingo @ 2011年9月1日-4:04 PM

    あまりに久しぶりすぎてブログアップの方法が判らず手こずりました。やっと出来たのでせんべえでも食べながらと思って袋をあけたら湿気っていました。ヨコタシンゴです。

    僕はこうみえてマメなんです。ですからブログのアップだってこまめにやれるはずなのですが、それどころじゃない位忙しかったという事です。冒頭からいきなりのエクスキューズぶっ込んでますが。。

    僕は芸人さんではありませんが、お笑いライブとかに出演していました。コントやお笑いの空気を知るためです。


    そして、それもこれも実は石巻でのイベントがありその為の準備という事です。喜劇王梅津さんと「らくだ」というコンビでライブハウスでコント。応援にタンバリン芸人のゴンゾーくんがきてくれた時の写真っす。




    五月頃でしたでしょうか、「pride of japan思いを一つに〜」というプロジェクトがあり、その中で演劇をやってほしいという依頼を頂きました。八月に石巻専修大学で行うイベントだという。応援イベント。

    即答は出来ませんでしたが、何が出来るか考えました。色々試行錯誤。

    僕の舞台を見たプロジェクトの代表の方が、被災地の方に劇場で感じた熱量を届けてほしいという思いでのお話でした。

    被災地で演劇をやるという事に非常に抵抗を感じました。今必要なのはそういう事ではなく、もっと具体的なボランティアだとか生活に直結する事、雇用や生活の安定という事だと認識していましたから。

    また、演劇で応援するなんておこがましい事は絶対に出来ないと思っていました、それは今の状況でも同じ考えです。

    思うに、俳優というのは個人のメッセージを持たないので、極論すれば肉体の魂の熱を届ける以外にするべき事は無いのです。って思っています。

    またそれには、ただ肉体があって魂があっても、劇場という閉ざされた空間と音と光、足を運んで来た客席の人、色々な要素が絡み合って奇跡的な空気や空間を作り出します。劇場にくるお客さんは求めて足を運ぶ訳です。また、現実的な演劇の一面として、それは押し付ける表現方法です。

    このお話を頂いて、色々なアーティストに会ったりし様々な被災地でのエンターテイメントの現実を確認しましたが、やはり当時、いや今も。。

    求められているかと言えばノー。

    ならなぜ引き受けたのかというと、なぜでしょう。

    表現者の端くれとして文化的活動を自粛してはならないと思ったから?                                     自分も何かしたい、何かできるのでは、と思ったから?

    どれも違うな。

    恐れ多くも、僕自身が文化的活動に携わる人間として、ただただ自身の無力さに呆然とせざるを得ない自然の脅威。きっと多くの表現者が、多分誰も彼もだと言っても過言ではない程、この自然の脅威の前に表現活動の無力さを噛み締めたに違いない。少なくとも、微力な僕がその微力さを改めて認識した事は確かだ。

    でも。

    ハナから無理だとか、やるべきではないとか決めたくは無かった。出来るか否か、やるべきかやらざるべきかも含め「やるべきこと」を模索しました。その「やるべきこと」には「なにもせず、東京で一所懸命生活する」という選択肢も含まれていました。判りづらいでしょうが。

    出来なくても、やらなくてもならば正しく戦って悔しい思いをしたかった。これはいつも肝に銘じている事です。

    その中で石巻に足を運び、このブログにも載せましたが「俺ががんばってちょっと無理しよう」と思いました。

    がんばろうとか

    がんばれとか

    ではなく、俺ががんばりますっていう。

    石巻の被災された方が何を求めているのか。そもそも本質的なところでエンターテイメントを求められていない中で、まさしく暗中模索。

    音楽?笑い?演劇?映画?  ????

    とりあえず、被災地の皆さんの前で何か「やる」のはやめようと。

    ふと。TVの前では被災地の子供が笑顔でいた。その周りの大人達が口を揃えて子供達に励まされながらがんばっていますと。

    時期は夏休み。

    僕の目的が定まった。ただただ石巻の子供達を楽しませる。否、子供達が「楽しむ」だ。

    であれば参加型であるという事が必須条件。いや、石巻の子供達が主役。

    そしてそのサポートをする。

    こういうイベントに僕の様な人間が参加して何かやると必ず「売名」がくっついてきます。誤解を恐れず言えば、これはとても重要で大切な事なんです。でも、それに対しては僕は今回、一切のその部分を排除しようと努めたつもりです。主役が石巻の子供達だから。

    ちょっと無理してでもがんばろうと思ったので、ただただ人のために最善を尽くすという事にエネルギーを出そうと自分の中で決めました。プロジェクトとしてはせめて色々名前を出そうとしてくれたのですが、お断り。

    そりゃね、泉谷しげるさん位のすげー人になれば「被災地の人にパワーおくるよ、俺は。そのかわり売名もくっついてくるぜっ」って最高にかっこ良くなれるのですが、僕にはそれは出来ないのです。

    いつか言えるようになりたいモノです。

    ブログをちょっと敬遠していたのもそんな意地みたいのもありつつ。

    普段は少しでも知ってもらおうとすげー努力しますが、これでそれ俺がやったらダサすぎるでしょ。

    そんなこんなで、試行錯誤しながら出会ったのが。

    度々登場しているかも知れませんが、エルビスというコントグループの喜劇王梅津さん。

    そして、プラスニューカンパニー!

    ここね。

    直さん(喜劇王梅津氏)の紹介でした。この出会いはこの企画にとって奇跡の始まりでしたね。笑いと音楽と子供がゴチャゴチャで繋げられなかった僕の中に一本の線が出来上がった瞬間でしたよ。

    「石巻の子供たちが心から楽しめる一日を作りたい」

    という思いに代表の金井麻衣子さん、ってか麻衣子ね。ほぼ即答でやりたいって申し出てくれた。演劇と教育を結びつけたい!というので全国の小中学校や児童館などで子供達と一緒にミュージカルとワークショップをやっているんです。

    プラニューのメンバーと会って。彼らには本当に感動する。皆若いメンバーの団体なんですが、なんていうかね、打算とか大人の理屈とかなく「やりたい」という思いしかないのですよ。良い意味でね。

    一人一人大切に紹介して行きたいくらいです。

    割愛するけど 笑

    とにかく彼らと一緒にやろうと思ってからは怒濤の日々がすぎて行きましたね。

    プロジェクトの本部ともやりとりし、何をするのか構成も考え、台本も考え、笑いとミュージカルをどう繋げるのかとか、石巻入りする手配だとか宣伝だとか。その合間にpride of japanのチラシを作ったりだとか。

    いつもそうだけど、僕がどうにも大人になりきれない部分があって子供の正論で挑もうとするので当然「大人の理屈」とぶつかります。

    イベントの主催側には(俺も主催の一人だけど。。。)迷惑かけたかもしれません。

    でも結局正しいのは正論だと証明したかった。正しく無ければその時点で正論ではないワケで。途中からはもう意地ですよね。笑

    目的は一つ「石巻の子供たちが心から楽しめる一日を作りたい」だから。思いは一つ。


    ふざけた七三ですが、まじめに打ち合わせしているこういうところからのスタートでした。




    そして。




    後半へつづく……


    感謝

    ヨコタシンゴ


    梅干し作ってますから。

    blog — yokotashingo @ 2011年7月10日-2:23 PM

    梅雨明けしました。関東。

    暑いっす、夏。猛暑、猛暑、もうしょうがねーな。

    だじゃれなんです、すまそん。

    梅雨が明けたので、漬けていた梅を干したっす。

    朝のお天道様が良いって事で朝からせっせと。暑かった。

    約一ヶ月塩と赤じそで漬けて出来た梅酢、5リットル。。

    きれいな色になりました、カビも無く見事!漬け物用の袋に梅と塩と赤じそでね。まさに良い塩梅。

    一つ一つざるに並べて、重ならない様に並べるんだけど、その地味な作業が好きなんだな。。

    重なったり、触れたりしないのが良いので、こんな感じに並べた。

    んで、干して少しすると乾いて来て塩がちょっと浮かんでくれば、まあ、長持ちする感じの塩梅だって事で。

    これを干して、ひっくり返して、夕方にはしまってんでまた朝に干してって繰り返して。。。

    んで、そのうち出来てるっていう。

    赤じそはね、これも干して自家製のゆかりにするワケですよ。

    んで梅酢は大量にあるから大根漬けたり、酒の割ものにちょっと使ったりしてね。

    んで、それつまみに飲み過ぎますっていうね。

    去年は田舎の梅がほとんどならなかったんで、今年は梅の出来も、漬かり具合も上々の出来だからうれしいわい。後は俺の干しっぷりに掛かっているというね。

    俺の干しっぷりといっても、干されるのは梅ね(笑)

    そうそう、ベランダでトマトとキュウリがなっているよ。植えといたら出来たみたいな放ったらかし栽培だからちょー自然で美味いのね。トマトとかの香りとかやべーし。キュウリとかシャキシャキなんすわ。

    他にピーマン、なす、ちっこいトマト、ゴーヤとかなんだかやかましいベランダになっとります。

    田舎のばあさんみたいになってるなicon_eek.gif

    夏は夏の野菜食って、んで冬はそれを漬けた漬け物食ってんで電気も多少家庭は少なくたっていいじゃないの。体の調子が悪くなる程の我慢は良くないけれど。特別な節電しなないよ、俺。毎年というかいつもの事って感じで。俺の場合エコ節電というよりも倹約?的な意味が多いけどね(笑)

    んでがんばって仕事して、冷たいビール飲んで笑う夏ってのがさ。幸せですよ。

    明日からは8月の石巻でのイベントの打ち合わせ、稽古が本格的に始動する。政治も混乱を通り越してきょとーんとせざるを得ないし。原発事故も収束しないし、何を言っても実際に俺に出来る事をして行くしか無いというね。

    物質的な文化の発展はかなりだよ。人類、これから改めてその上での精神的文化の発展をして行くときなんだろなって思いながら。温故知新って思いながら、梅干しを並べていたワケっす。

    ありがとうさんです。

    ヨコタシンゴ


    オレガンバレ。

    blog — yokotashingo @ 2011年6月28日-1:38 PM

    今日は、先週土曜日に石巻に行って来たのでブログに書きます。

    本当にブログをほとんどやっていない様な感じですが、俺ごときの日常を記す事に今は違和感があるんだな。

    ま、楽しみにしてくれている人もいるので、その皆さんには申し訳ないなとも思いつつ。それが俺です。

    今日、小ボケ一切なしです。。

    8月に石巻専修大学で「pride of japan〜思いを一つに〜」という応援イベントをやります。そこで軽演劇等をやるという事で出演とそのプロデュースのお話を頂きました。

    その視察と打ち合わせ、ボランティアで車で日帰りという結構強行なスケジュールでしたが行ってきました。

    行ってみないとわからないという。

    メディアでどんな光景が映されても。新聞でどんな記事を読んでも。リアルに目の前にして触れてみるとその違いに驚愕するばかりで。

    俺わかってなかったなという。

    どうだったかと聞かれても、行って来てくださいとしか言いようがないという。

    最終的に俺の中に湧き出た感情が「ごめんなさい」になってしまった。包み隠さず正直な感情がこれです。

    何に対してのごめんなさいなのか。わかってなかった事に対して?もっとやれる事があった?東京で被害が比べようも無い程小さいから?普段どうしようもない不平不満を言ったりしている事に?

    俺が、生きている事に?

    違う。そんな事じゃない。

    石巻の地に立ち、その土地の人と触れ、正直に言うと俺は生きていて良かったと思った。生きている事に感謝した。それをリアルに体感したから。

    反省なのかな。

    地面は割れて。

    信号もまだついていない所も多く。警察官が皆さん手信号でずっとやっていて。

    倒れているのが電柱だという事、気がつくのに時間が掛かった。

    巨大なタンクが流されて堤防の上に乗り上げたまま。このサイズのモノが流される力を想像出来ない。もう、すべてのサイズが俺の許容を超えちゃっていたという。誰がどう、これを片付けたら良いのかわからない。

    これでもずいぶん片付いたんだよとおっしゃってました。何から手を付けて良いのか、どうしたら良いのか、本当にわからないというのが現状。

    伝わらないのはその臭いと空気。がれきの粉塵でのどが痛くなるんです。その中で皆作業しているし、高台の公園では子供が笑顔で走り回っている。下を見下ろすとこういう光景がずっと海岸線まで続いているという。

    でも着実にこの地を愛する人々と手助けにきている人たちの手によって前に進んでいる事も確か。

    四の五の言わずにやるしかないだろと言っていたっけ。悔しいけど仕方が無いと。

    その言葉を笑顔で言われた。その笑顔に「ごめんなさい」って思った。粛々とやれる事を、否、やれる事以上をがんばろうと思う。がんばるのは他の誰でもない。

    俺がだ。

    ちょっと無理しないと復興は遠いと思った。

    無理する必要なないけど、俺は俺の中で少し無理しようって思った。

    石巻の水産加工会社の社長さんに頂いた瓦礫の中から取り出した缶詰。

    一つ頂きました。

    思いを込めて作った大切な缶詰が流されて、またそれを集めて一つ一つ手で洗ってという気の遠くなる様な作業。

    中身はとてもおいしいサバの味噌煮。

    支援物資が届くまで、流された缶詰を食べて多くの命を紡いでいったという。ありがとうって言われるって。

    8月に行ったとき、スタッフと一緒に缶詰を洗って仕分けるお手伝いをする約束をしてきました。

    石巻の湾岸が見渡せる公園ではタンポポの綿毛が飛ぶ準備をしています。

    8月に向けて俺もしっかり準備していこう。

    そして。

    今生きている事への感謝を。

    人はね、というか俺ね。ついついそういう事忘れちゃうから。頭で判っていてもリアルな体感としては。

    日本人だから。日本の復興の為にがんばる。

    ありがとうございます

    ヨコタシンゴ


    it’s like a drop of sunlight

    blog — yokotashingo @ 2011年6月16日-1:40 PM

    前回お伝えした梅干し、順調に梅酢あがって来てる!

    なかなかですよ。蓋をあけるとね、酸っぱい香りがほのかに。。いや、すっげー香りますっ!

    重しの負荷をちょっと変えてみたり。今は大して手もかからないけど干す様になったら結構世話が大変なんだよな。

    最近打ち合わせの合間とかに美術館とか博物館とか行くのが楽しみになっています。

    前はそういう時間は映画館だったけどね、企画とか行き詰まるとなんと言うか頭が固くなるから、そういう所行くと本当にほぐれるし。

    五反田と品川の間くらいにある原美術館ね、ここちょいちょい行きます。静かなんだよね。都会の喧噪を忘れるって言うね。

    奈良美智さんの作品とかもあるしね。この間まではここのコレクション展やってました。

    入り口付近にピンク電話あります。もはやこれが美術品になってるけど(笑)

    使えるのかな。。マジで展示だったりして。

    それとまた別の日にはワタリウム美術館の「驚くべき学びの世界展」へ行ってきました。

    イタリアのレッジョってトコで生まれたレッジョアプローチという実践教育らしいのですが、もう俺ごときがざっくり言ったら子供の芸術的な発想を元に色々な事やるっていう事なんだけれども。

    ざっくりすぎてすまそん。

    でもね、子供の発想の素晴らしさに本当に感動したのですよ。教える事が主体の現代教育の中ではこれは飛び抜けるなって。学ぶ事が主体なんだよね、まあ、かつては学習ってそうだったのでしょうがいつしか点数が基準になっているからね。

    影の事を「光の落とし物」って言うんだよ。感動しちゃいましたね。

    いつの間にか俺も、白い紙に白い絵の具で絵を描く事をしない様になっているのかもしれない。物事の捉え方に理屈、理論が先入観としてどうしてもあるから意外と見えていない事が多いんだよね、大人って。

    役者として創造性を持って日常生活を送る様に常に努めていますが、中々ね、、理屈っぽくなりがちなんだな。

    この間打ち合わせで向ケ丘遊園に行ったんだけど、時間がなくて行けなかった岡本太郎美術館も行きたいな。パルコで今やってるんですよね、岡本太郎生誕100年企画展。

    「顔は宇宙だ」っての。

    興奮するぜ。このタイトル!

    宇宙だぜ。

    だぜって。。。

    ありがとうさんどす

    ヨコタシンゴ


    梅干しつまみに酒を飲みます。

    blog — yokotashingo @ 2011年6月8日-11:52 AM

    夏がくれば思い出すって事です。

    今年は節電やらなんやらで、ゴーヤで植物のカーテンとか簾が見直されたりとクーラーを控えて使用する為に昔からの日本人の生活スタイルが見直されたりしていますね。

    んで、漬け物が趣味な俺は今年の梅干し作りを開始icon_lol.gif

    今年の梅はなかなかの出来なんす。

    婆さん直伝の梅干し。

    酸っぱいというよりはしょっぱいっていう。

    その味で子供の頃から育っているからね。

    水につけて灰汁抜きして、塩もみして漬ける。

    梅の重さに対して20%〜30%の塩を入れて漬けるって言うのですが、どうなのかよく知りません。

    うちではそうなの。

    30%の塩だと何年でも持つって言ってたよ。

    科学的根拠は全く知らないけれど、婆さんが言うのだから本当でしょう。きっと。

    100年でも持つって。ちなみに30年くらい前からの梅干しがうちにあるよ。真っ黒だけど。。。。

    まあ、とにかく重しをしてしばらく漬けてんで、水がでたらなんやらかんやら。

    結構手間のかかる作業なんだよね。

    ぬか漬けみたいなfast感なし。

    出来上がってしまえば、そのままで放置可能!

    実際作ってみるとよー考えられているなって思う。

    ちょいちょい経過を報告しよう。

    これでブログネタが出来たよね。

    もちろん、今年も簾で夏をしのぐ気満々ですから。

    さて、今日は今年の舞台の打ち合わせ。

    の、前に。

    行きたい美術館があるのでそちらへgo!

    今年も、アッツアツでギンギンな夏を期待します。

    ありがとうございます

    ヨコタシンゴ


    レ・ミゼラブルへ

    blog — yokotashingo @ 2011年5月24日-1:11 PM

    昨日帝国劇場へレ・ミゼラブルを観に行っていました。

    先週は新国立劇場へ鳥瞰図という舞台にも行ってきたし、観劇の連打です。

    レミゼと言えば今回帝劇100周年記念でさらに、レミゼの2500回公演も達成という記念的な公演なんですね。

    日本最終公演ってことですが、新レミが出来るというお話もあるようで。

    帝劇には久々に行きましたが、やはり歴史のある劇場、いつ行っても。

    しかし、今回も森公美子さん本当に素晴らしかったな。

    出演している友人に頼んでチケットを用意してもらったのですが、一階席の後ろの方で。

    人に頼んでおいてさらに真ん中(値段ね)のチケットって自分で頼んでおきながら。

    「なんだよーもっと前が良かったよー」

    っていう今更なただのワガママを抱きつつの観劇でした。

    オペラグラスで観劇って出来ないんだな、なんか観づらいし。

    しかしまあ、後ろの席であろうがオペラグラスが無かろうが。

    森公美子さんはオペラグラスには収まらないサイズだったという事。

    舞台上での存在感って意味ですよicon_lol.gif誤解の無きよう。。

    あの、人を惹き付ける吸引力って凄いなぁ。本当にエネルギーがほとばしっているし、チャーミングだし。

    歌も芝居も本当に素敵だった。前のレミもそうでしたが、いつにも増して楽しさがこみ上げてくるよね、森公美子さんが登場すると。

    彼女の出演する舞台はこれからもっと観ないとな。

    ご一緒出来たらそれはうれしいけれど。僕はあまりミュージカルやらないし。

    ミュージカル大好きなんですけどね。観るのも演るのも。

    歌も踊りもしっかりとね、皆さんレッスン積んでそれでオーディデョンで選ばれてのレミですから。

    12000人の中から選ばれたキャストだって。凄いねー!!

    ちょいと急ぎだったので楽屋へご挨拶は行けなかったけれど、本当に良い舞台を観ました。

    6月までやっているという。ロングランですね。

    さて。

    ぼかぁーこれから事務所へ行って色々打ち合わせやら作業やら。

    顔晴るべー。

    アラホラサッサ〜。

    ありがとうございます

    ヨコタシンゴ


    人を見て神さまとか知れるんだろな、きっと。

    blog — yokotashingo @ 2011年5月18日-1:16 PM

    昨日、本当に久しぶりにお相撲を見に国技館へ行きました。


    五月技量審査場所というね。

    入場無料でした。なんか抽選で当たったという知り合いからのお誘いで。

    無料。。

    興行ですから、無料ってどうなんって思いつつも無料だから行けたっていうのもあるし、もうその辺りは曖昧になっています。俺の中ではね。

    色々あって、相撲界も自粛ということなのでしょうか。相撲ファンはそれぞれに思いや考えがあるのでしょう。俺も俺なりにこういう流れに関して思うところありますしね。




    しかしまあ、きっと横綱なんかは「自分の相撲を取るだけです」って言うのだと思う。

    昨日の白鵬。

    威厳、悠然、威風堂々、泰然自若、人としてこうなれたら良いと思う言葉がすべて当てはまるような、そんな風格がありました。

    一歩一歩の歩みから手の上げ下ろしも何もかも一挙手一投足のすべてが、横綱の気を纏っているように見えたっす。

    26歳でアレっすよ。横綱だから年齢とか関係ないのではあるけれど、かなうところが無いicon_rolleyes.gif

    俺、32ちゃい。ハッキョイ。

    否、100メートル走なら勝てるかもしれない。。

    いや、走っても横綱は早いのではないだろうか。

    きっとバク転出来ないはずだ。

    俺は出来る。

    そのピンポイント勝負なら勝てるかもしれない。

    いや、横綱はバク転も出来るのかもしれない。

    どうでもいーが。。

    堂々としたその存在に感動している俺がいるという事。

    努力の上に頂点に上り詰めた人間というのは本当に凄いという事実を見せてもらった。

    無料で(笑)

    次はしっかり仕事をして、枡席に行くぞ。相撲界が自粛をしていようがいまいがそこに「横綱」は確固たる存在を持って居るのだ。

    惚れちゃうね、横綱に。

    やれる事をただひたすらやる。そういう姿勢なんだろうと思う。やっぱ生での観戦は凄いなっ。

    8月に石巻でのお仕事があります。

    今回の震災で、不幸にも被災し避難を余儀なくされている方、多くの悲しみを受けられた方に俺は多くの事を教えられたと思います。

    誤解を恐れずに言えば、ですけど。

    日本人にある思いやりや絆を持ってがんばりましょう、なんておこがましい事は絶対に言えない。

    思いやりも、絆も、剥ぎ取られた環境から立ち上がる勇気もエネルギーも、すべて被災地の人に僕が教わった。

    誰よりも家族の、人の絆を理解し、慮り、勇気を持ってがんばっている皆様に教わりました。

    俺は俺を「お前がんばれ」って叱咤激励する。

    そして、出来る事なら一緒に「日本」という国、そこに住む人間として共に歩んでいきたいと願っています。

    俺は俺の出来る事を一所懸命やるだけです。

    って横綱みたいなかっこよさは無いけれど。

    がんばります。

    感謝

    ヨコタシンゴ


    柳は緑 花は紅ってね。

    blog — yokotashingo @ 2011年5月17日-11:44 AM

    サンモールスタジオでの公演「道標」無事終了いたしました。

    ご来場くださった皆さま本当にありがとうございます。

    なんか色々あったんだけれども、やはり役者として舞台に上がれるというのは本当に幸せだなって思います。

    シアターサンモールには何度か立たせていただいたのですが、隣のサンモールスタジオは初めてだったので新鮮でした。

    昨日一日OFFでした。

    今日からは次の企画に向けてせっせと働いていきます。

    その前に溜まった洗濯と家の掃除を。。。

    そして、ついに念願のMacを!

    触れる日がやってきました。

    いじりたおしてやるっ!

    なんという事でしょう。

    雑然としていた机の上が、まるでクリエイターのデスクの様になっているではありませんか。

    匠の技が光る逸品です(笑)

    んで、なかなかフィルムをはがせないんだよねー、勿体ない感じがして。

    今週から企画の準備やら打ち合わせやら色々とあるから早くセッティングしとかないとね。

    うん、久しぶりにモノ買ってテンション上がりました。

    Windowsも使い続けるけど。

    延期になった慈音公演の後の処理もまだ若干残っていたりして。

    気持ちとしては、宿題やり残している感じ(笑)

    うん、笑っていこうicon_lol.gificon_lol.gif

    そして。

    感謝

    ヨコタシンゴ


    フルスイングばかりじゃイカンのです。

    blog — yokotashingo @ 2011年5月12日-10:44 AM

    全く持って、御無沙汰ではありますがブログ更新してみようかなって。

    今日は夜の公演だけなので、入りも遅いし。

    ブログに書く事がね、そんなに無いの。

    そこまで発表しなければならない様な事、無いんス。

    このご時世に俺の日常を何となく綴る事に正直引け目も感じるし。

    みんなそれどころじゃないっしょって。

    いや俺もそうだし。アガッたりサガッたりで少しずつ進んでいくでしょ。

    twitterとかfacebookでちょいちょいデイリーな事は発表しているのでついついこちらはおざなりになってしまいます。

    実は昨日初日を迎えました。今回初めて参加致しました座組での舞台。

    新人のつもりでいたらいつの間にか俺中堅みたいな年になっていましたっていう。

    そうそう、ぼかぁーwindowsユーザーなんすが。

    iMacを購入!いぇす!!

    コレは、楽しみなんす。今日あたり届くと思う。

    この公演が終わったらすぐに次の企画の為にMacで準備出来る!

    うーん、なんかクリエーターみたいでカッコいくないかなって(笑)

    まあ、事務所にあるPCもMacだし、周りも皆使っているからって事なんだけど。


    ガチで上がれるようなモノづくりをしたいのだ。

    ぶつかってケチョンケチョンにされて粉々になって「おーマジかぁ!」と感動してみたいんだよね。

    ま、特技「ぶっこみ」って事でやって行きます。

    よろしこ。

    感謝

    ヨコタシンゴ


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